ちとからノート

1年間洋服買わないチャレンジ

白井晃演出「溺れた世界」公演を深く観る

という講座に出席した。

イギリスの新進気鋭の劇作家ゲイリー・オーウェン作品「溺れた世界」を観劇して、演出家白井晃さん(俳優でもある)のお話を聴く、という企画です。

輝くように美しい人間(非市民)と醜い人間(市民)。

市民は美しいものたちが放つ輝きを恐れて非市民を抹殺し、世界を支配している。

青年ダレンは支配者側の人間でありながら、その世界とその人々を嫌悪し、

いつか自分を救ってくれる美しい天使が現れると信じて待っている。

そして、ある日、誰かがダレンの部屋のドアを叩いた・・・

作品は「わかりにくい」です。

それは演出家自身も講義の一番はじめに言ってました。

登場人物は男女4名のみ。

手法が斬新です。

モノローグ(独白)とダイローグ(対話)で構成されています。

それはたとえばこんなかんじ

「私は玄関のドアを開ける

靴を脱いで部屋に入る

イスに座る・・・」

役者の言葉(セリフ)が延々と続く。

映像、音楽、照明はあくまでも四人の役者をバックアップするためのもの。

台本を見たけれどト書きがほとんどない。

そして、観客は役者の言葉を聴いて想像することを強制される。

演出家はこれを観客を巻き込んだ犯罪、と表現していた。

それゆえに役者のプレッシャーは相当なものだと。

わかりにくいけれど、自分なりに感じたことはたくさんありました。

詳しくは書きませんが。

公演はすでに10/24で終了しています。

演出家は公演中は離れられないので講義は終了後のきのう行われました。

しかし、お話を聴いた後もう一度あらためて作品を観たくなった。

人はみなそれぞれ生きたい、と思っている。

自分を愛する気持ちが一番で、つまりそれはエゴ。

みんなエゴがある。それが人間なんだ。

ということを表現したかった、と白井晃さんは話していました。

とにかく彼の手がける作品、描こうとする世界にますますはまってしまった。

今後も追いかけますぞ、と決意を新たにしたことを記録したい。

年末恒例の「ア・ラ・カルト」も無事チケット取れたし、楽しみだ。

今回はじめて東急セミナーBEに行きましたが

あそこはいろいろありますね。

東急沿線に住むマダムたちが集う場所、ってかんじでした。

p251iS03415.jpg

上原さくらは初舞台 田中哲司がよかった